神田藍の会に、主体的に参画することによって学び合える場や機会を創出したいメンバーの皆様のご紹介です。
伊藤 純一

神田のビルの屋上の狭いスペースで藍を育てるのは今年で5年目となりました。春に種を蒔き数日で小さな双葉が出てきます。はじめ種も双葉も小さく細くなんとも頼りない。でも日差しが強くなるに伴いグングン緑の葉を増やし、しばらくすると藍が木枠からはみ出るようにこんもりと。藍の逞しさを感じるなぁ。また、秋にはピンクのつぶらな花が穂の先に連なり可愛い。
ところで目を凝らして見ても藍の緑の葉が、あの鮮やかなブルーに変色する気配は全く見あたらない。不思議な科学変化ですが、このミステリアスなのも藍の魅力(^^)
株式会社ダンクソフト 代表取締役 インターミディエイター 星野 晃一郎

今回藍染川の流れを歴史的に歩くまちあるきツアーを神田藍の企画で歩いて、ほぼその上を毎日通勤したこともわかりました。(入社直後 紺屋町交差点近くにオフィスがあった)
私自身が母の実家が九段下にあり、日本橋小舟町で物心がついた東京生まれなので、都会の持つ魅力の半面でコミュニティーが崩壊してきた現実を見て予想される直下型地震や大雨、台風などの際に助け合える近隣との関係を藍が結んでくれることを期待しています。デジタルツールを利用したコミュニケーションや街歩きなど新しい社会のありかたにも少しずつ寄与できればというチャレンジもしています。
一般社団法人遊心 代表理事 峯岸 由美子

「藍を一緒に育ててみませんか」と街の方に最初にお声がけしたのが2020年。子どもたちの藍染め体験用の栽培経験はあるものの、果たして都会の真ん中でどのくらいの方が賛同してくださるかは未知数でした。
それでも皆さんとワイワイと楽しみながら、育てて喜び、染めて感動し、失敗して笑い合いと1年かけてともに歩んでこれたことが良かったのかなと思っています。
最初は栽培ポットの様子を見に自転車に乗って汗だくになって神田の街を周りました。でもだからこそ、路地やお店を自分の足で見て回れ、早朝の喫茶店も土日のビルの谷間も知ることができました。藍がたくさんの人と街の風景を結び合わせてくれています。藍の葉が街に降る雨で輝き、花は流れる風に揺れ、タネがそっと土に還っていく。
そんなゆったりとした自然の時間の流れのように、皆さんと一緒にゆっくりと歩んで行きたい。
街に暮らす子どもたちが、いつか自分たちで育てた藍で染めた半纏を着て神輿を担ぎ、笑い合う日を夢見て。
関わってくださる、皆さんおひとりおひとりの「それぞれの物語」を紡ぐきっかけに、どうぞ神田藍を使ってください。
ヴィサージュプランニング株式会社 代表取締役 北井 成

私が神田の街に抱くのは、単なる興味を超えたものです。
私の生活の舞台としての神田と、コミュニティーとして古き良き歴史が息づく一方で、新しい文化が芽吹き、常に活気に満ちている神田の魅力に惹かれ、日々の暮らしの中でその奥深さを感じております。
その様なおり、特に藍が紡ぐ伝統と、それが地域に根ざした活動として息づいている「神田藍の会」の取り組みに感銘を受け、私もこの一員として活動できることを大変光栄に思っており、微力ながらも神田のより良き街づくりに貢献したいと強く願っております。
藍の苗を育てたり、藍染を通して地域の交流を深めたり、神田の魅力を発信する活動に携わったりと、会員皆様と共に汗を流し、この街がさらに輝くため、「神田藍の会」の活動を通して、多くの皆様との新しい出会いを楽しみに活動しております。
東京心理療法研究所 臨床心理カウンセラー 古山 えり子

神田藍の会メンバーさんからお声掛けいただき、藍の知識は全くなかったが水やりなら出来るかもと参加することとなりました。苗の水やりを通して挨拶程度だった方々と今では応援、見守りをして頂きコミュニティの輪が広がってきています。藍の成長する過程で新しい発見と出会いが心の活性化となり、多種多様の人々との繋がりを楽しんで活動しております。